AIIBとは?読み方や内容をわかりやすく解説 日本不参加は正解か

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2015年に入ってAIIBの話題がかなり盛り上がっていますよね。

ちなみに「AIIB」の読み方ですが
私の友人は『あいいぶ』な~んて言ってましたが
ストレートに『エーアイアイビー』でいいんです(笑

日本語での正式名称は

アジアインフラ投資銀行

になります。

AIIBはいわゆる国際開発金融機関といわれるもので
2013年10月に中国が提唱し、2015年中の発足を予定しています。

中国国旗画像

 

ちなみに国際開発金融機関は各地いろいろと現存しており
ニュースなどでもたまに聞くこともあると思いますが

世界銀行
AfDB(アフリカ開発銀行)
EBRD(欧州復興開発銀行)
ADB(アジア開発銀行)
IADB(米州開発銀行グループ)

などがあり
それぞれ新興国の開発支援などを目的として設立されています。

 

今回話題のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の目的も
資金不足に悩むアジア諸国に対し
鉄道や港、空港や発電施設などのインフラ設備に対する開発支援を目的とされており
AIIBの基本事項は以下のようになっています。

・AIIBの本部は中華人民共和国の北京
・資本金は当初500億ドル最終的に1000億ドル(最大拠出は中国)
・初代総裁は中国の元財務官である金立群氏が就任予定
・事業内容はアジアその他新興国に対しての国際投資機関

 

<参加国>
▼アジア
中国
インド
モンゴル
スリランカ
パキスタン
バングラデシュ
ネパール
ミャンマー
ラオス
タイ
ベトナム
カンボジア
マレーシア
シンガポール
フィリピン
ブルネイ
インドネシア
モルディブ
韓国

▼中央アジア
カザフスタン
ウズベキスタン
タジキスタン
グルジア
キルギス

▼中東
クウェート
オマーン
カタール
サウジアラビア
ヨルダン
トルコ
エジプト
イスラエル
アラブ首長国連邦
イラン

▼オセアニア
ニュージーランド
オーストラリア

▼ヨーロッパ
イギリス
フランス
ドイツ
イタリア
ルクセンブルグ
スイス
オーストリア
オランダ
デンマーク
スペイン
ロシア
フィンランド
スウェーデン
ノルウェー
ポルトガル
アイスランド
マルタ
ポーランド
アゼルバイジャン

▼中南米
ブラジル

▼アフリカ
南アフリカ

(2015年4月15日現在 計57の国)

 

<参加表明していない国>
日本
アメリカ

 

<参加を拒絶された国>
北朝鮮
台湾

 

さて、こうやって見ていると

投資資金が必要な新興国に対して
国際的に資金を投資支援するという金融開発機関で
参加国もアジアだけでなく世界的に広がっているから

 

基本的にいいことじゃぁないの?

どうして日本とアメリカは参加しないの?

参加・不参加でどうしてこんなに話題になってるの?

 

という疑問が出てくと思います。

テレビやネットを見ていると
ぜひとも参加すべきという意見もあれば
ぜったい参加すべきでないという意見など沢山ありますよね?

参加を拒否する政府に対して
メディアや野党からは

 

外交の敗北だ!

バスに乗り遅れる!

 

などの意見も聞かれますけどね。

ちなみに今回大きな話題になった理由のひとつとしては
イギリスをはじめとするヨーロッパ各国の参加でしょう。

アメリカはヨーロッパ諸国に対して
AIIBの参加を拒否するように要請していたと言われていた中
創設メンバーとなる期限間近の3月12日にイギリスが参加したことをきっかけとし
ヨーロッパ各国が次々と参加を表明しました。

外交的に見て日本とアメリカが
世界的に孤立するという意見も多くみられます。

ですのでアジアだけでなくG7メンバーも参加してるし
アジアの新興国に対してのインフラ投資支援ですので
どうして日本が参加しないのかは疑問という方も多いでしょう。

すでに創設メンバーが発表され
AIIBが動き出そうとしている中
はたして日本の不参加は正解だったのか?

結論から言いますと・・・

 

不参加で大正解~!

 

だと、私は思っています♪

創設メンバーに入らないと発言権がどうのとか
そんなこたぁ~どーでもいーですよ(笑

基本的に考えて

最大出資国が中国(50%とも言われている)で
本部も中国の北京、そして総裁も中国の人物。

発言権って当然最大出資国が強いに決まってますし
中国は約半分という最大出資を行っているわけですから

これってある意味中国のさじ加減
どーとでもできるってことじゃないでしょうか?

現に中国は
参加表明していた台湾の創設メンバー入りを拒否しました。

その理由として

「一つの中国」に基づいた考えのためということですが
言いかえれば台湾は中国の一部だから国としての参加は認めないという事でしょう。

世界では台湾を国家として承認している国は少ないですが
日本やアメリカなどは国家承認はしていないけど実質的には国家と同じ対応をしています。

これは一般的にも知られている事実です。

その台湾に対して中国の主観を押しつけた結果だと言えます。

AIIBの運営が中国の主観で動いていくという事が
はたして公平な運営と言えるのでしょうか?

中国主観で動くのであれば
日本が参加を躊躇する理由は過去を振り返ると沢山あるんですよねー。

たとえば

 

甘い言葉で誘って日本のインフラ技術のみを取ったり

もめるとレアアースの輸入を禁止したり

中国国内の暴動で地域に貢献していた日本企業を襲ったり

赤サンゴを根こそぎ盗んでいったり

 

などなど、もっと詳しくイロイロ書きたいところですが(笑

つまり

はっきり言って信用ができないんですよね。。。

 

中国経済に関しても
シャドーバンクの行き詰まりや国内経済の崩壊の危険性とか
実質的には債務大国で、すでにあまり外貨を持っていないのでは?

などなど、明確な経済状況に透明性がないですし
あまりいい噂も聞かないですよね。

そんな話を聞くとAIIBって

 

お金に困っている中国が
自国のために都合よくお金を動かすのでは?

 

なーんて疑問が生まれるのは当然ではないでしょうか。

すでに創設メンバー参加の日時を締め切っているのに
いまだに日本の参加を促す理由もなんとなく分かってきますよね。

 

日本よ金を出せ!

 

と言われてノコノコ参加するのはいかがなものでしょう。

そもそもですねぇ

日本には・・・

ADB(アジア開発銀行)があるじゃないですかー。

ADBは1966年に開発途上の加盟国の経済発展に貢献するため創設されました。

67の国と地域が参加するADBの最大出資国は日本とアメリカで共に出資比率15.7%
公平性を保つために本部はフィリピンのマニラにあります。

日本は設立当初から深く関わっていて
総裁は代々日本人が任命されています。

日本の立場としてAIIB参加云々よりも
ADBのさらなる発展と活用についてもっと議論すべきじゃないですかね?

 

まあ、中国がAIIBの発足を言い出したきっかけは
ADBでの発言権が思うようにいかないからだとも言われています。

そんな中国の考えに日本が追従する必要はなく
日本は日本なりに正しいと考えられる方向で
新興国に開発支援していくべきではないでしょうか?

 

さてさて、中国主観であやしいと思われるAIIBに
なぜG7を含むヨーロッパがぞくぞくと参加しているのか?

という事ですが

AIIBの資金条件としては
資金の4分3はアジアの国々が出資し
その他の国々が4分の1を出資するという事になっているらしいのです。

つまり、ヨーロッパやその他地域の国にしてみれば
参加国が多ければ多いほど少ない出費で済むというわけです。

さらにAIIBは「インフラ投資」の銀行ですので
成果や儲けが出るのが早く、かなりの儲け話に感じられます。

ちなみにADBなどは、教育関連や衛生関連など
結果や儲けが出ることに時間がかかる投資も行っており
貧困撲滅を目的としてさまざまな開発支援を行っています。

 
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今のヨーロッパは
はっきり言って景気がよくありません。

実際に元気なのはドイツだけと言ってもいいくらいです。

そんな中、手っ取り早く儲けが出るかもしれないのであれば
参加しておきたいなーって思うのもうなずけます。

そして、ヨーロッパ各国が参加する大きな要因は
やはり地政学的な観点ではないでしょうか?

わかりやすく言うと

 

自分の国の近くに中国があるわけではないので
何か問題があっても大きな争いにならない

 

という観点が関係していると考えられます。

ですので、AIIBに何か問題が出た場合
さく~っと逃げればいいと考えてるのかもしれませんよ~。

 

では、日本はどうでしょう?

イロイロ問題ありますよね~(笑

 

このようにAIIB参加に関しては
各国さまざまな思惑があるものです。

ですので、たくさんの国が参加しているから
早く参加しなければ乗り遅れるというワケの分からない理屈でなく
日本は日本で日本の発展になる経済活動を考えるべきだと思うんですよね。

さてさて

ここでAIIBとADBの違いについて簡単にご説明します。

すごく簡潔に言いますと
AIIBはADBに比べて審査や投資条件がかなりゆるく
借りる側からすれば、借りやすい投資銀行です。

ADBは審査から決定まで慎重に行うせいで
非常に時間がかかると新興国からの不満もありました。

新興国としてはできるだけ早く安く
インフラ設備を整えて欲しいと思ってるんですね。

そこに中国が提唱するAIIBが現れたわけで
審査もADBに比べるとかなりゆるく融資も早い。

ですので早く開発したい新興国にとっては
とても魅力的に感じられるでしょう。

 

ただ・・・

 

ADBがなんのために審査をしているのか?

という事を考えてみると

その国がきちんと人道的にも信用があるのかどうか
国民に対して本当に有益な投資なのか、などなど

審査に時間がかかるのは当然ですし
信用ある国にのみ開発支援するという行動も当然です。

イジワルで貸し渋りするなんて事はないですから(笑

そんなワケで俯瞰的にみてもAIIBって

 

審査のゆるい○○金融。。。

 

みたいに感じてしまうのは私だけでしょうか~?

 

もし新興国が返済できなかった場合に
出資国はどのような対応をするのか?

いったいその損を誰が被るのか?

もし返済できなかった国に対して
はたして中国はどんな行動に出るのか?

そもそも中国のゼネコンでの開発で
インフラ設備の
耐久性等は本当に大丈夫なの?

 

などなど疑問を挙げていくとキリがありません。。。

 

まあ、中国としては日本やアメリカに参加してほしいのはよく分かります。

AIIBの資金調達として国際金融市場による債券発行があると思いますが
アメリカや日本が参加してくれると信用度が抜群に上がりますからねー。

なんたってGDP1位と3位の国で
日本は対外純資産世界一のお金持ち国家ですから
そりゃ~参加するとすごい信用ですよ。

日本やアメリカが参加することで
ばんばん債券が売れてそれを元手にがんがん投資を行うつもりのようですが

逆にアメリカや日本が不参加であった場合
はっきり言って信用度がかなり下がるので資金調達に苦戦しそうに見えます。

そうなったらAIIBの存在自体が危うくなるかもしれないのです。

 

そりや~
日本やアメリカに
早く参加してって言い続けるでしょう(笑

 

で、日本が参加したら、当然「おサイフ扱い」ですから
中国にとってはウハウハでしょうね。

日本にたくさん出資させて
自国中国のゼネコンを動かすことができるんですから♪

 

日本のお金で中国は儲けまくりですよー

 

・・・と、まあいろいろ検証していると
どう考えても日本が参加するメリットが感じられないんですよね~。

政治家やメディアでAIIB参加を煽っている人たちは
もうちょっと詳しく分析して参加するメリットと理由
納得できるように詳細に説明してほしいものです。

私自身、基本的に新興国を支援する国際開発金融銀行の発足って
とても素晴らしいって考えているんですが
今回のAIIBに関しては、どうしても引っかかる部分が多いと感じてます。

あなたはどのように感じていますか~?

まだまだ中国の動きも気になりますし
参加を促されている日本とアメリカの動きに注目です。

日本アメリカ国旗画像

 

はたして、これからどうなっていくのでしょうか。

いろんな意味で世界の動きが変わる可能性があるので
今後もAIIBに関しては、よくよくチェックしておきましょうね~。


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