日本の紙幣で初めての肖像は女性?どんな人物だったのか

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日本の紙幣には現在肖像が使用されています。

ちなみに2016年現在の肖像は

1万円紙幣が福沢諭吉

5千円紙幣が樋口一葉

千円紙幣が野口英世

だという事はみなさん利用されていてよく御存じでしょう。

 

では日本の紙幣で初めての肖像は誰だったのか?

 

なーんて思ったことってないですか~?

そんなワケで今回
日本の紙幣で初めての肖像について紹介したいと思います♪

 

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私たちが当たり前のように使っている
現在の紙幣は日本銀行券といい
日本の中央銀行である日本銀行が発行している紙幣です。

初めて日本で紙幣とするお金を発行した当時の日本(明治時代)では
日本銀行という中央銀行は存在せず政府が紙幣を発行していました。

また、印刷技術も高くありませんでしたので
アメリカやドイツなどに委託して紙幣を作ってたんですね。

しかし、偽造も多く紙の質も良くなかったため
印刷原版製作から印刷まで日本で行いたいと考え
紆余曲折あった中で悲願の国産紙幣が生産されます。

 

初めての国産紙幣として発行された紙幣は
その前に流通していた「明治通宝」という政府紙幣の
偽造対策として発行された改造紙幣という位置づけでした。

 

政府紙幣として明治通宝を発行したのはいいが
多くの偽造紙幣が乱発されていたため
偽造対策目的としてはじめて肖像を利用したというワケですね♪

 

ちなみに現在の日本銀行でも
肖像を利用する理由の解説があり

 

①偽造紙幣を防ぐため

②その人物の業績などを再認識し親近感を持ってもらうこと

 

と、記載されています。

仮に紙幣の肖像がぼやけてたり
ずれてたりすると違和感があって
なんとなくおかしいなーって思うでしょう?

そんな特殊なインクや印刷手法によって
肖像を入れるという事は大きな偽造紙幣の対策になるんですね。

ぜひお手持ちのお札を見て下さい。
細かくよーくできていることに感動を覚えちゃいますよ(笑

 

さてさて、話を戻しますと
偽造対策の改造紙幣としてはじめて国産紙幣を発行したわけですが
肖像が使用された紙幣は一円券・五円券・十円券の3種類がありました。

当時高額の紙幣に肖像が使用されたというわけです。

 

そんな重要なはじめての国産紙幣で
はじめて肖像に使用された人物は・・・

 

 

神功皇后

 

 

神功皇后は古事記や日本書紀を読んだことがあれば
ご存じだとは思いますが

14代仲哀天皇の妻で、神のお告げを受け
妊娠しているにもかかわらず新羅討伐に遠征し
新羅とともに高句麗・百済も降伏させたという英雄です。

渡海する際、3個の石をお腹に巻いて腰を冷やし
出産を遅らせていたとされており
月延石鎮懐石と呼ばれるその石は
長崎、京都、福岡の神社に奉納されているとされています。

 

当時の明治政府が
なぜ神功皇后を政府紙幣の肖像に選んだのかはよくわかっていませんが

新羅・高句麗・百済の三国から
日本の朝廷に金銀が献上されていたからという説もあります。

もちろん、当時の国民は
古事記や日本書紀をよく知っていましたから
親しみのある人物であったという理由も考えられますね。

 

さて、ここで大きな疑問が生まれます。

それは・・・

 

神功皇后のお顔は?

 

という疑問です。(笑

 

なぜなら、古事記・日本書紀には
神功皇后のお顔が記載されているワケでもありませんし
絵画が残っているわけでもありません。

どうやって肖像を描いたんだろう?

そんな疑問をもちつつ
まずは当時発行された紙幣を見てみましょう~

 

神功皇后十円札画像
神功皇后十円札(日本銀行より)

 

ちょっとわかりにくいので
すこしお顔をズームしてみます。

 

神功皇后お顔画像

いかがでしょうか?

古事記・日本書紀に登場する日本的な女性というより
なんとなく西洋的なお顔立ちだって思いませんか?

それもそのはずです。

はじめての肖像を描いたのはイタリアの版画家である

 

エドアルド・キヨッソーネ氏

 

だったからなんですね~。

 

キヨソネ画像
キヨッソーネ氏

当時の日本は印刷技術も版画技術も低いものでしたので
海外のデザイナーを雇って描いてもらったってワケなんですね。

 

キヨッソーネ氏は当時
日本人から聞いた神功皇后のイメージと
当時印刷所にいた女子職員をモデル(笑)にして描いたといわれています。

西洋の方が日本人を描くのって
当時は難しかっただろうと考えられますので
ずいぶん苦労されたんじゃないでしょうか。

私個人的には気品さや凛々しさ
美しさも十分感じられる肖像だな~って思うんですがどう思われます?

神功皇后お顔画像

 

ちなみにキヨッソーネ氏は
今でもたくさんの有名な銅版画を残してくれています。

例えば明治天皇の肖像です。

 

明治天皇肖像画像

うーん

まるで写真ですよね~(驚
キヨッソーネ氏おそるべし!!!

 

さらには西郷隆盛の肖像
これもカナリ有名ですよね~

 

西郷隆盛肖像画像

ちなみにこの肖像

全く写真を残していなかった西郷隆盛を描くため
西郷隆盛の弟である従道と
いとこの大山厳の顔を合わせて模写したらしいです。

つまりホントの西郷さんの顔じゃあないんですねー。

神功皇后の肖像といい
キヨッソーネ氏はかなり想像力が豊かな方だったんでしょうねー。

 

さて、日本の紙幣で初めての肖像について書いてきましたが
ひとつの紙幣からいろんな歴史や時代背景
関わった人たちの苦労も見えてきて興味深いですよね。

これを機会に紙幣の肖像として選ばれてきた方々って
どんな人物だったのかなどを調べていくのも面白いですよ~♪

以上、日本の紙幣で初めての肖像は女性?どんな人物だったのか?でしたー


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